人生BADハマり

東大卒アスペ傾向Web系エンジニアの人生戦略

社会人SE3年目と「拗らせ」の話

年長さんになりました

社会人になってからというもの、坂を転げ落ちるかのようなスピードで毎日が過ぎていき早3年目。とはいえその道のりは決して平坦なものではなく、半分本気で「いつまで仕事続けられるだろうか」みたいな心配をしていた時期もありました。今は「もう2年くらいなら行けそう」と思っているので実際はもっといけるでしょう。正直、仕事を始める前は2年も仕事を続けるなんて正気の沙汰ではないと思っていましたが、何だかんだで継続出来てしまったので困惑している次第です。たぶん企業のカルチャーにフィットしているんだろうなと思っています。

学生時代からプログラミングのバイトを3-4年ほど続けていたものの、わずか月30時間程度で環境も中小企業の社内向けシステム、コテコテのWindows環境だったので、PHPやらRailsやらAWSやらスマホアプリやらとはほぼ無縁のまま就職しました。当初から経験豊富な同期との技術力差は歴然で、今でもその点においては追いつけてないだろうと思いますが、自分は自分のイキれるポイントでイキっていこうと友人に言われたので、その言葉を大事に内心日々イキり倒しています。俺は(元)SP皆伝だぞ。

残業ほぼゼロのホワイト環境を最大限活かし、趣味のプロダクトでCakePHPRailsVPSの環境構築などに触れつつ技術書をちまちま読んだのもあってか、ようやく中規模くらいの弾もちょくちょく担当出来るようになってきました。特にRailsに関しては1年間仕事で時折触りつつ趣味で1つアプリをまるっと作った上、RailsRubyの本を1冊ずつ読んだこともあって、まあある程度は触れるようになったかなという自信がつきました。今はkubernetesを触る必要に迫られているので向こう1-2ヶ月でインフラアレルギーも何とかしていきたいと思います。フロントアレルギー対策はもう少し先になりそうです。

3年目になって、そろそろ「背中を預けられる」存在になっていきたいよねという気持ちがあります。

プログラミング力だけが仕事のバリューじゃない

プログラミングの修行をするのも良いのですが、正直没頭出来ているかというとそんなことはないです。むしろ血反吐を吐きながらやってます。努力は夢中に勝てませんし、元々の実力差から考えても純粋なプログラミング力だけで勝負するのは分が悪いと思っています。

そこで考えました。ホウレンソウなど含めた「仕事力」みたいな話もありますが今回は置いておいて、ウチはエンターテイメントの会社です。業界人としてオタク界隈の動向を追うことはもちろんですが、やはり1ユーザ(=創作者・消費者)であることが大きな強みになります。アニメを観賞し、音ゲーにハマり、(出来てませんが)作曲する。人によっては絵を描いてpixivやコミケで発表する。

エンジニアである以上、最低限のプログラミングスキルは必要です。しかし私も3年目、そろそろそこに付加価値を見いだしていきたい。であるならば私はまだまだオタクとしても未熟です。キモオタクからオタクを取ったらただのキモです。これはまずい。もっと真剣にオタクでありたい。そう思います。

そういうわけでもう少しアニメを観たり、音ゲーしたり、DJしたり、いずれは曲を作ったりといったことにコミットしていこうと考えています。

拗らせメンタルへの処方箋

しかし例によって拗らせメンタルがここで邪魔をします。真剣にオタクであるためには何より「好き」に忠実であることです。しかし自己肯定感が低いと「好き」に忠実になれません。小学校から受験に明け暮れ、長男長女として相応しい振る舞いを求められた結果、周囲の期待に応じることにステ振りし切ってしまった私をはじめとする東大生という人種の一定数は、ありのままの自分にYESを出せないどころか、自分が何が好きかなんて考えたこともないのです(少なくともこうしたメタ認知が出来るようになるまでは)。自分の「好き」をストレートに出せるよう、自己肯定感を高めることがまず重要です。

処方箋は冒頭にも書いた俺TUEEEEEEをやることだと最近は考えています。自分に足りないものを論うのではなく、既に持っているものをドヤっていく癖をつけて、素の自分にOKを出していく訓練を積むわけです。例えば私なら(ここから超絶自慢ゾーン注意)

  • 漢検1級、英検1級、TOEIC満点、宅建士etc. 取得
  • (ピーク時)弐寺SP皆伝、後光暴龍天、CHUNITHM虹レート
  • 東大卒
  • 東大DJイベント『あにまじっく!』を立ち上げ、ヒゲドライバーさんを呼べるほどのイベントにまで成長した(もちろん後輩のお陰も大きい)
  • ボルテの非公式スコアツールを運営しておりデファクトスタンダードになっている
  • ジムで私より速く走っている人をほぼ見ない程度には走るのに自信がある(フルマラソンsub3.5)
  • 自分にとって最高の環境で仕事出来ているという自信がある

辺りで内心ドヤをしてます。今のところ効果のほどは不明です。多分まだまだドヤが足りないので精進します。

自己肯定感が十分高まったら、自分の「やりたい」という気持ちに素直に従っていくのが最も効率の良い人生の攻略法だと思っています。

創作してる人みんな若くてビビるよね

ボルテに入選してる人とか有名なコンポーザさんって大体私と同い年(26)というより、むしろ若い人のが多いかなって感じですよね。学生時代ほどまとまったリソースを趣味に捧げやすい時期はありませんから学生が多いのは当然なんですが、逆にその年からハマれるものを持っているって正直羨ましいです。自分がやりたいことが何なのかいまいちよく分からないままこの歳になってしまったので。

もう膨大な時間を趣味に費やすような生き方は難しいかもしれませんが、少しずつ自分の気持ちと素直に向き合えるようになれたらなと思います。願わくば「30になってからDTM本格的に始めたけどボルテ入選できた! 年齢で諦めなくて良かった!」みたいなことを言えるようになれたら最高ですね。まあこればかりは自分のペースで上手く付き合っていくしかないです。

長期目標か、「今、ここ」か

晦日に立てた目標、達成に近づいているものもあれば既に諦めムードなものもありまちまちです。

ただ、先ほど述べたように自分がその時々で一番やりたいと思ったことをやるのが人生全体で見ると最もQoLが高くなると思ってます。努力は夢中に勝てませんし、いくら目標を立ててもやる気が出ない分野についてはそもそも本当にやりたいことなのか疑ってかかるべきだと思います。

BMSに関しては正直割とどうでもよくなりつつあります。部活みたいにストイックにやれば、社会人だろうと発狂皆伝も不可能ではないと思っています。でもそれで自分は幸せなのかというと若干疑問なんですよね。鍵盤ペチペチしてること自体が幸せという状態が一番幸せだと思っていて、極端な話「地力が上がらなければやっている意味がない」と感じるならコスパ悪いかなと。上手くなるにはまとまったプレー時間が必要ですが、継続してモチベーションを保てるほどBMSというゲームを楽しめているかというと正直ノーじゃないかと。なら無理して上目指さず他のことにリソース割いた方が良いのかなと思います。(ただ多分音ゲーとはもうしばらく付き合っていくと思うので、それなら早めに地力上げちゃった方が楽しみ方広がるよねって思想が原点にあったりもして、難しいところです。)

同様に、資格に関しても目標を色々立ててはいるんですが、正直そこまで気が乗らない。確かに取れれば嬉しいだろうけど、もっとそれをやること自体が楽しい!って思える事をやった方が幸せなんじゃないかと思います。でもそれが難しい。結局のところやりたいことを見つけられてないのではなくて、メンタル自体が好きな物を好きと素直に受け付けられる状態にないんじゃないかと思っています。

自分の予想では、本当は音ゲーDTM、資格取得にもちゃんとハマる素質はあって、拗らせメンタルがそれを邪魔している、という構図です。暫定解としては「今のところ一番マシと思えるもの」を一旦はやっておくくらいしかないかなと思います。何も能動的な行動をすることが全てではなく、寝たいという気持ちがあるなら素直に寝ればいいですし、タピオカ飲みたいから飲むとか、そういう自分の小さな希望を一つずつ認めて叶えてあげるのも自己肯定というか、自分に人権を認める練習になる気がしています。そうやって自己肯定感が高まってくれば、そのうち本当にやりたいことに没頭出来るようになってくるんじゃないかなと淡い期待を寄せています。淡いなあ。

結局のところ「創作」への憧れを捨てきれないだけかもしれない

ところで最近だとスコアツール作った話とかを社内のエンジニア勉強会で話すためのスライド作ってるときなんかは珍しく時間を忘れてました。時間忘れちゃって他の仕事が進まないから自制しなきゃって思ったくらい。思えば学生時代も研究こそ苦手意識があったもののスライド作りだけは好き好んで取り組んでいたり、一時期blogを毎日書いていたことやサークルのビラデザインを素人ながら楽しくやっていたこと、イベントコンセプトをしっかり打ち立てて学園祭でDJイベントを開いていたことなんかを踏まえると、自分の思想をまとめてあらゆる形で人に伝える、広い意味での創作活動に興味があるということなのかもしれません。DTMを本格的にやりたいと思いつつやれてないのは単純に技術的ハードルの高さが原因なのかもしれません(ちょっとそこまでは分析できてない)。

「自分が何をしたら幸せになれるか」を知っているかどうかが重要な時代になっていく

以前こちらの記事でも言及しましたが、今後は「自分が何をしたら幸せになれるか」を知っているかどうかがますます重要な時代になってくると考えています。単調作業はAIに駆逐され、人は意思決定を中心とした「仕事を創出する側」でしかバリューを発揮出来なくなります。大半の人が仕事にあぶれた結果ベーシックインカムが導入され、仕事をする必要がなくなるかもしれません。あとは面倒なので先述の記事から引用します:

「新しいビジネスを創造する」というのは様々な分野に精通する中で脳内であらゆる物事が有機的に繋がって生まれるものだと思います。どうせ色々経験するなら好きなことに夢中になるのが一番吸収効率が良いはずです。いっぽう仕事しなくて良くなるケースの場合、もはや好きなことをやって悠々自適に暮らせるかどうかがQOLを最も大きく左右する要素になるのは自明だと思います。なのでいずれにせよ興味あることにとにかく取り組んでおくというのが今後生きていく上で間違いの少ない生存戦略なんじゃないかなと考えてます。

だからこそこれからの時代は自己肯定感が低い→自分のやりたいことが分からない、という状態ですと大分損をしてしまいそうだなあという懸念があります。

以下近況報告

最近何してたっけ

こと私に関して言えばにわかアスペルガーゆえの感覚過敏なのか低気圧にも敏感なので、休日に低気圧が当たったりするとまともに活動出来ないまま貴重な休日を終えてしまうこともあり、なかなか思い通りに趣味を進められずもどかしい思いをすることが多いです。そうこうしている間にこのblogも気づけば100日以上更新が止まっていました。アウトプットは重要だと言っていたはずなのに、ちょっと気を抜くと100日なんて本当に一瞬です。

最近何してたかざっと振り返ると、ジム通いやオンゲキ・ボルテをしつつBMS→DJ案件→趣味開発案件1→趣味開発案件2って感じで何かと締切に追われる日々でした。でも締切あった方が何かが成し遂げられて自己肯定感が上がって良いかもしれません。ずっとは疲れちゃうけど。

DJ

出演予定も無いのに新しいコントローラ(DDJ-400)を買いました。

普段は原曲DJですが最近は珍しくbootleg漁ったりしてます。部屋に並んでいるCDも順番がぐちゃぐちゃなので整理したいですね。アニソン原曲を掘るに当たってはそもそもアニメをもっと観たい。直近イベント出演の予定はありませんがまた弊社で何かあるかもですね。あるいはあにまじっく!で適当なタイミングで乱入……いやさすがに現役メンバーの枠を取るのは忍びないな。まあ相性の良いイベントからオファーがあれば乗ります。CDJ出来るようになりたい。

資産運用

進捗ダメです。個別銘柄で確実に勝とうと思ったらよほど勉強しなきゃダメだと思います。私にそのモチベは無いので、大人しくロボアドとETF、投信に絞りつつあります。あとは吉野家株主優待ソフトバンクの配当でわいわいやってるくらいです。

みゃー姉に友だちはいないぞ

弊社は面白い人・強い人がたくさんいてもっと交流したいけどコミュ障なのであまり交流できていません。悲しいね。

ウチは離職率低いですが、それでも居なくなる時は突然居なくなるのがIT業界の職場のサガです。会えるうちに会っておくべきだと思います。

あにまじっく!を立ち上げた時のように、自分でコミュニティ作るなり、声掛けていくしかないのかなと思います。まだあまり実践できてないです。