2年半前のAndroidを買い換えようとしたけど色々カスタマイズしたら満足してしまった話
まとめ
- 2年半使っているAndroidが重いから買い換えたくなってきた
- 重いと言うより単に使いたいアプリの調査不足等で使いづらいだけだった
- 半日かけてアプリ吟味して追加・整理したら劇的に使いやすくなった
- とは言え2万円〜メモリ3GBの端末が買える時代になっててちょっと気の迷いが生じている
目次
- まとめ
- 目次
- スマヒョ買い換えたくなってきた
- アイヒョンの誘惑
- 顧客が本当に求めていたもの
- ホーム画面はこうなった
- おすすめアプリ
- Androidっていう安くて高性能なiPhoneがあるんですけど
- おわりに
- 【9/27 追記】ストレージもう1GB空けた
- 【9/30 追記】買うならP20 lite
スマヒョ買い換えたくなってきた
ASUSのZenFone 2 Laserっていう2015年8月発売のAndroid端末があります。
筆者は同年末に購入すると同時にmineoを契約し早2年9ヶ月が経過しようとしています。同時購入した中華製の安物カバーはボロボロになったので現役を退きましたが、保護ガラスに多少のひびが入っている以外はまだまだ見た目現役です。
たださすがに2年経過した辺りから動きがもっさりしてきました。ブラウザ開くだけで10秒近く掛かったりとか。Androidは一時期一部アプリをSDカードに移動させる機能があった気がしますが、最近はそれも(簡単な方法では)出来なくなっていますし安定性や速度面でも気が進みません。
仕方ないので典型的な方法で容量確保して凌いでました。
- クリーナーアプリでキャッシュや不要アプリを削除
- 写真やkindleの保存先をSDカードに変更
体感、ストレージが1GBも空けば生き返ってくる印象があります。からくりは知らないのですが、ディスクキャッシュとかスワップ領域的な何かに使われているんでしょうかね。あるいは各アプリのキャッシュとか。知らんけど。
そんなわけでメモリ2GB/ストレージ16GBでやりくりしていたわけです。基本ゲームはゲーセンでしか遊ばないのでこれでもまあ何とかなってました。
アイヒョンの誘惑
とは言えこんなギリギリだと雑にアプリ試したり出来ないんですよね。丸亀製麺行って丸亀製麺アプリあるって貼り紙見ても重くなるから入れらんないや〜って諦めたりとかしてて機会損失ばかりだし損した気分になるのもかなしい。仮にもIT業界に居るのにアプリ触れなさすぎるのも問題では? みたいな気持ちになってきたので*1、とりあえずゲーム用に整備済製品のiPad Air2を4万ちょいで購入したりもしました(結局あまり触ってないけど)。
そんなこんなでここ9ヶ月ほど誤魔化していたのですが、これ以上細かいこと気にしながらスマヒョ触るのもメンタル的にコスパ悪いかなと感じてきました。最近iPhone7も値下げしたし、型落ちのiPhone6を中古で3万ちょいで買えることも知ったのでワンチャンそろそろアイヒョンデビューでは? と思って中古ショップ眺めたり。
でもよくよく調べてみると、iPhone7でもメモリ2GBしか無いらしい?とかで実はスペック自体は思ったほど高くないことが判明。とにかくゲーセンの音ゲーのメンバーズカード含め、リアルカードを持ち歩くのが億劫なので、FeliCa対応が魅力で最終的にはiPhone6ではなく7を買おうかと考えていたのですが、流石にストレージが増えてFeliCa対応という程度で6万近く出すのは無いなあという結論に。
顧客が本当に求めていたもの
じゃあ逆に今の端末をカスタマイズしまくったらもっと快適になるんじゃないか? と思って弄り始めたらなんかハマってしまいまして、休日に6時間くらいぶっ通しで遊んでしまいました。具体的には
- 不要なアプリ削除、キャッシュ削除
- 「Androidおすすめアプリ100選」みたいなサイトを片っ端から眺めて面白そうなのを入れてみる
- ホーム画面をカスタマイズ(フォルダにグルーピング、よく使うものの位置を吟味)
- もちろん写真とkindleは外付SDカードに保存
とかとか。で頑張って内部ストレージ1GB空きを確保したら、ある程度サクサク動きつつ本当に使いたいアプリが効率よく取り出せて体感便利度が4倍くらいになりました。
本当に欲しかったのは高性能端末ではなく使いやすいアプリとカスタマイズでした。
ホーム画面はこうなった
以下おすすめポイントを列挙してみます。
おすすめアプリ
Yahoo!天気(一発で分かる天気ウィジェット)
個人的最重要ポイント。私はADHDレベルの物ぐさなので、このくらい分かりやすく書いてないと傘を持っていくことも出来ません。今回はYahoo!天気を導入しましたが、好みのものを入れれば良いと思います。ただウィジェットのデザインは重要。
ループ習慣トラッカー(めっちゃ軽い、広告なし、シンプル)
習慣化したい事は数多あれど*2、私の場合多すぎてそもそもどれがどの程度習慣化出来ているかを把握するのが難しいという問題がありました。スプレッドシートにまとめようにも、そもそもスプレッドシートを開くのが面倒で記録コストが高すぎます。
その点このアプリは軽くて一瞬で開きますし、記録も長押しでチェックを入れるだけというシンプル設計できちんと継続させることを意識している感じがして好きです。気に入りすぎてホーム画面ファーストビューの利き手親指でタップしやすい最高な位置取りに配置してます。
可視化機能が充実しており、最初から全てのチェックが付くことを目指すというより、長い目で見てチェック率が高くなってくるのを見てモチベーションを上げていくのが狙いのようです。
Toggl(作業記録)
私はここ1年以上Togglで仕事・プライベートともに作業時間を記録し続けています。ブラウザでの閲覧には特に支障もなく、集計機能もひととおり揃っていて満足なのですが、正直デスクトップアプリ・Androidアプリともに痒いところに手の届かない品質です。例えば
- テキスト入力の補完が効きにくい(デスクトップ)
- 同一エントリーをグループ化すると後から編集が実質不可能になる(旧Android)
- 起動に20秒近くかかり、バックグラウンドから再起させると必ずクラッシュする(新Android)
etc. 隙間時間の記録がいかにスピーディに出来るかが勝負なので、こうした不具合は正直なところかなり気になります。
タイムトラッキングアプリは検索すると際限なく出てくるのですが、以下の全てを満たしたサービスには今のところ出会えていません(有料であっても)。
- クロスプラットフォームで同期がスムーズ
- ウィジェットが充実しているなど、2秒で記録開始・停止が可能
- 使いやすいUI
ATrackerというアプリがかなり良い線行っているのですが、あいにくAndroidからWeb版へのサブスクリプション申し込みが現状未実装とのことで、今後に期待です。
Google系(カレンダー、ToDoリスト、Keep)
PCブラウザでGoogleカレンダーを開くと、画面右側にToDoリストとKeep(メモ帳機能)がタブで表示されています。
アプリはここと同期が取れるので、Googleカレンダーユーザには便利だと思います。
私のようにAndroid + MacBookの作業環境だとiCloudもいまいち使いづらいので、OSXのリマインダーやメモ帳はPCで完結する作業用のメモにしか使っていません。ToDoリストは今のところ「今日やること」「今月やること」「1年以内にやりたいエンジニアっぽいこと」「blogネタ帳」の4つです。Keepは雑記帳的な感じで思いついたことを落書きしています。後でSimplenote(後述。Evernoteのようなもの)に清書し直したりもします。
Twidere(Twitterクライアント)
一時期はTwiccaを使っていたこともありましたが、被favが閲覧できない等の理由から、ここ数年は公式アプリをずっと使っていました。どうしても非公式アプリは多分APIの関係上? 被favやグループDMが取得出来ないっぽいので……。でも普段のTL監視・リスト監視は断然Twidere等の然るべきクライアントを使った方が良いと思います。読み込み速度が違いますし、Twidereで言えば古い順に読む機能など細かい部分が行き届いています。
公式・非公式アプリ両方に言えることですが、画像や動画の自動読み込みをOFFにするだけでデータ通信量が劇的に減るので、万一試していない人が居たら是非試してみてください。
Zaim
今更説明不要な有名アプリですが、ブラウザよりも早く記録出来るので積極的にアプリを利用しています。
ブラウザは記録ボタンを押してから反映までの待ち時間がやや長く感じられるのと、何よりカテゴリをアプリのように大カテゴリ→小カテゴリのように2段階で選択出来ないために手間取りがちな印象があります。
Googleフォト、QuickPic
Googleフォトはクラウドにアップしてくれるのと、写真だけを時系列でさっと見れるのが便利です。QuickPicは汎用的な画像ビューワーですが速いと評判なので入れておくと良いのでは(あまり知らない)。
Amazon Kindle
隙間時間にTwitterを見ていたのの半分くらいがkindleに変わってから私の人生は23.6度くらい変わりました。とにかく隙間時間を余すことなく読書に使えるので捗らないわけがない。
私は長いこと電子書籍食わず嫌いでした。半年前にkindleを使い始めた当初は、重量感やページ数に基づいた位置情報の欠落に非常に違和感を感じていたのを覚えています。kindleアプリ自体はまだまだ改善の余地がありそうですが(特にOSXはページ遷移のラグが大きい)、本文をハイライトしながら読むと読了後にハイライト部分だけ手軽におさらい出来る機能が便利すぎて、もはや紙の書籍を読む際に不便に感じるようになってしまったほどです。結局は慣れの問題か……。
Simplenote
数年Evernote → 端末制限を機にOneNoteに移行 → 1年後再びEvernote と渡り歩いてきました。用途としては毎日の日記や趣味開発のメモです。
以前からEvernoteもOneNoteも機能が豊富すぎると漠然と感じていたのですが、今回の大掃除で再考した結果、ひたすらプレーンテキストを書き連ねてそれらがディレクトリやタグで管理出来れば十分だというニーズに気づきました。画像を貼り付けられる必要すらない。
Simplenoteはまさにそのようなアプリです。Markdownにも対応しています。Android, iOS, OSX, Windows, Linuxの全てで同期が可能で、文書はタグで管理出来るだけ。このシンプルさと軽さがなかなかハマりそうです。
特に今月24日に入ったばかりのFocus Modeという機能が素晴らしい。Evernoteで言う左ペイン(ノートブック内のノート一覧)って文章を書くことに集中したい時は正直邪魔なんですが、何をどう設定しても消せません*3。あれに相当するものを非表示に出来ます。分かり手すぎて泣けました。神アプデ。
しばらくEvernoteを離れてこちらで文章を書いていくつもりです。
熟眠アラーム
ウィジェットが素晴らしい。毎朝起きる時間を指定しておけば、「おやすみ」ボタンをタップするだけでアプリを開くことすらなく入団可能。
ただ正直UIが全体的にモダンじゃないし、Twitter連携等も弱いので、出来ればiPhoneのSleepMeisterみたいなアプリが欲しいなと思います。
アプリ市場は玉石混淆
今回アプリを色々調べていて感じたのは、これだけアプリが氾濫していても、自分が本当に求めている仕様に合致するアプリって案外少ないんだなという事でした。ビジネスチャンスは案外まだまだ転がっているのかもね。
個人的にはTogglと熟眠アラームの上位互換を切望しています。というかATrackerがAndroid経由でWeb版も利用可能になって使い心地も良ければ月500円くらいは余裕で払います。
おまけ:「財布」フォルダ
をまとめました。
スタバのアプリは単に専用プリペイドカードを持ち歩かないで済むだけでなく、貯まったスターが見やすかったりして便利らしいです(まだあまり使っていない)。
Androidっていう安くて高性能なiPhoneがあるんですけど
そんなわけで使いやすさを徹底追求したら満足してしまい、iPhoneのiの字も忘れてしまった私ですが、数日後友人から悪魔の囁きが。
よくよく考えてみれば、そもそもAppleのiPhoneにこだわる理由はそんなに無かったわけです。元はと言えばIT業界人の端くれとして、一度くらいはiPhoneをきちんと使っておいた方が良いのでは? とか、良いものを使うべきでは? といったある種の“意識の高さ”が事の発端でした。
今回カスタマイズを重ねて概ね満足はしたのですが、とはいえそこは3年前に発売された機種。全く動作にストレスを感じないという水準にまでは、どう足掻いても至りませんでした。
そんな中 Androidという安くて高性能なiPhone の存在に思い至りました。軽く調べた感じ、最近の定番機のHUAWEI nova lite 2なんかは2万円でメモリ3GB、ストレージ32GBの指紋認証付き。正直かなり心揺さぶられるものがあったりなかったりします。
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また賛否両論ありますが、個人的にはiPhone Xのノッチに憧れている部分があり、最近の機種だとHUAWEI P20 liteやOPPO R15 Neo辺りも若干気になってます。頭をぶつけたら買っているかもしれません。ついでにウィッシュリストにも入れておいたので間違ってポチってくれてもいいんですよ( ◠‿◠ )
ファーウェイジャパン P20lite/MidnightBlack HUAWEI P20 lite/Midnight Black/51092NAH
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OPPO R15 Neo【国内正規品】6.2インチ/SIMフリースマートフォン/ダイヤモンド ピンク(3GB/64GB/4,230mAh) 873334
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おわりに
ゲームをガッツリやらなければメモリ2GB/ストレージ16GB(+SDカード)でもまだまだ戦えます。一度自分好みのアプリをガッツリ調べて色々試してみて、ホーム画面も自分好みの配置にカスタマイズするだけでも、かなり変わるかもしれません。
【9/27 追記】ストレージもう1GB空けた
ファイルマネージャーを弄っていたら、Twitterにアップしていた画像が全てローカルに保存されていたのをたまたま見つけました。まあそうだよね。500枚削除。
またAndroidの「設定」→「ストレージとUSB」→「内部ストレージ」から見られるキャッシュデータの値がすぐ数百MBとか行くみたいなので、定期的に消しておくと良さそうですね。多分普通にクリーナー系アプリでも消せると思いますが。何度か消してますが特段何かのアプリが重くなったといった体験は今のところありませんし多分大丈夫でしょう(責任は負いかねます)。
【9/30 追記】買うならP20 lite
店頭で端末を物色してみたところ、ノッチに憧れていることを再確認してしまいました(完)
一番安くてコスパの良いHUAWEI nova lite 2はノッチが付いていないのでこの時点で泣く泣く選択肢から外しました。
あとは同社のP20 liteかOppoのR15 Neoですが、後者のバッテリー長持ちにそこまで惹かれないのと、指紋認証が無いのがそこそこ減点項目。買うならP20 liteということで決着しました(買うとは言っていない)。
ところでAndroid OneというGoogle主導で開発しているAndroidシリーズがあることを今更知りました。新興国市場向けにエントリー〜ミドルレンジ中心展開しているらしく、安くておサイフケータイ入ってたり余計なアプリにメモリ食われにくくて私好みかも。ただワイモバイル専売。mineoでも使えるならワンチャンあったな〜。